オカアサン・・・

昨年ちょうど1年前にチロさんが体調を突然崩し、
意識混濁に痙攣発作、尿閉と連続嘔吐に検査治療をした後。
膀胱を隠す程の白い大きな影が存在する事が判明。
それが『何』かを確認するには手術しかありませんでしたが、
私の判断で『何』を追求する事は止めました。
解る事、が治療の全てではない。
一番の理由はもうチロさんには、全身麻酔に耐えられる体力がありませんでした。
病気の進行があっても、QOLを維持しながら
対処療法で機嫌良く過ごせればいいじゃないか。

そう決めてから、
問題が起こる度に、モグラ叩きのようにその都度、
検討対応の繰り返しで、チロさんも辛かったと思います。
本当にチロさんはよく頑張ってくれました。
チロさんは死ぬまで生きた、生き抜いた。
私はそう思っています。


平成26年11月3日朝、夜勤より帰宅。
いつものように居間でトリちゃんチロさん大ちゃんがお出迎え。
ただ明らかに違うのは、
チロさんの顔が浮腫み、まっすぐには歩けなくなっていたこと。
フラフラとしながら出迎えてくれて、
私にご飯をせびりました。
驚くのと同時に、
来た。

覚悟していた時が来た、と私は思いました。
何故かそう思いました。


最後の夜


チロさんは亡くなるまで、ご飯を食べました。
朝ご飯の療養食は少量でしたが、
最期の晩ご飯は、天然のイサキのお刺身を2切れも食べて。
お水を一杯飲みました。
上の写真は、チロさんがお水を飲んでる時に、
大ちゃんとトリちゃんが、チロさんのそばで見守ってくれていた時の光景。
これが最後の3にゃんの写真となりました。



朝ご飯を食べて、
チロさんを私のベッドに連れてきて、
チロさんのお気に入りの私の枕に横たえて、
私もそっとチロさんの横に寝て、語りかけました。
「チロさん、苦しいね。よく頑張ってきたね。
おトイレ行きたくなってもね、無理しなくて良いからね。
お漏らししても良いんだよ。
もう何も気にしなくて良いからね。
だから、絶対一人で逝っちゃダメだからね」

するとチロさんはそれまで一度もしなかったのに、
自分から私の布団の中に潜り込んできて、
私の右側臥位になった腹部に添うように横になり、
ゴロゴロ喉を鳴らしています。
ゴロゴロゴロゴロ。
チロさんが居た私の枕には失禁汚染。
うんうん、わかったわかった。
一緒に居ようね。
絶対最期まであなたのそばに居るからね。

そのまま3時間程チロさんと一緒に眠りました。
チロさんとのベッドでの最初で最期の添い寝でした。


チロさんの夕食後。
バスケットに横たわるチロさんの隣に私も横たわり、
体温が上がらないチロさんの前脚をマッサージしていたら
何時の間にか眠ってしまいました。
ふと。
大福の聴いた事もないような妙な鳴き声で眼が覚め、
隣で寝ていたチロさんが居ないのに気づき、
慌てて探すと、隣の部屋の猫のトイレの中で
チロさんが倒れているのを発見。
大福はきっと、「お母さん!大変大変にゃ!!お姉にゃんがお姉にゃんが!!」
そう教えてくれたのでしょう。
時計は朝の3時を過ぎたところでした。

チロさんをバスケットベッドに戻すと、
何となくトリちゃんも大福も、付かず離れず側で眠る夜でした。

外が明るくなった時。
ああ、チロさん朝が来たよ。
チロさんに朝が訪れたのがとても嬉しかった。
チロさん、頑張ったから朝が来たね。
そう語りかけながらチロさんの肉球を撫でていたら、

チロさん


にぎい〜にぎい〜
チロさんが私の指に返事を返してきました。
その時、
私には聞こえたんだなぁ。
チロさんが私に「オカアサン」と呼んでくれた声にならない声を。
にぎい〜にぎい〜
オカアサン、オカアサン。


ふと見るとチロさんの爪を1本だけ切り忘れていて、
あらやだ、切ってあげなくちゃ。
何故かそう思って、パチンと爪を切った瞬間。
チロさんは頭を上げて静かに深呼吸を数回した後、
数十秒後にふう〜っと息を吐き、にゃん生を終えました。
サイレントにゃあのチロさんらしい、静かな旅立ちでした。



チロさん



スペシャルサンクス、@ポチさん、お別れに駆けつけてくれてありがとうございました。
ポチさんから人慣れを学んだチロさんは、最後の最後に私へ大きな愛を残してくれました。
ポチさんから「この子は私が手塩にかけた子だから」の言葉を受けて、
譲り受けたチロさん、一緒に暮らして3年でお別れとなってしまいました。
いろいろ対策の相談に乗ってくれて、ありがとうございました。
送っていただいた「ブツ」、本当に役立ち助かりました。
ポチさん宅で学んだばるチロはしっかり、大福に受け継がれて
今日もしっかりキッチンでばる福してます。
立川駅時代のお世話をしていた@kiriさん、@なみちゃんお花をありがとうございました。
遺骨になったチロさんの隣で、昨日までお花はチロさんを彩ってくれました。
私もいただいたお花にどれだけ慰められたか、言葉にできない程です。
以前お見舞いの時に戴いたもの、全て役立ちました。使わせていただきました。
Instagramねこ部の@あっこちゃん、@ばるぞうさん、@よーこさん。
お心遣い、ほんとにほんとにありがとうございました。
@ばるぞうさんの元気玉、毎日チロさんに見せていました。
きっとチロさんも励まされていたと思います。


チロさん。
あなたが虹を渡った直ぐ前に、八王子で一緒に暮らして居たえにゃが、
この夏にはらぶちんも虹を渡っていたから、もうそちらで会えたよね。
あなたのお外時代にお世話してくれていた@kiriさんちのゴンちゃんも優しいネルも
そちらに逝ってるから、見かけたら話しかけてみて!
チロさん。
あなたが居なくなって、お母さんはね。
頭の歯車がまだうまく噛み合っていないようです。
あなたが使っていたバスケットベッドやケージを、
ぼんやり眺める毎日です。
でも元気なく過ごしているとね、

トリちゃん大ちゃん

あなたの妹弟が心配するから、
コリコリと背中のネジを巻いて暮らしています。
いつかお母さんもそっちに行くから、
その時は、また一緒に暮らそうね。
あなたと暮らせた私は幸せでした。
チロさん、本当にありがとう。
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冬隣

チロさん

2014/11/04、7:45
チロさん、虹を渡りました。

これまでたくさんのお見舞いお心遣いを頂き、
誠にありがとうございました。
チロさんも、たくさんの愛に包まれて幸せだったと思います。
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